看護師さんの勤務方法はその働く病院によって異なります。
大きく違うのは夜勤があるかないかというところです。
診療所やクリニックなど病床がない病院があります、
そういった病院に勤める看護師さんは、夜勤をする必要がないため日勤のみの勤務体制となります。
その場合は朝8:30~17:30等の勤務時間で働けます。
看護師の夜勤とは?
そして、病床のある病院で働く看護師さんの多くは夜勤をしています。
夜勤は大まかに2種類あり、2交代か3交代の交代制で行います。
日勤 8:30~17:30
夜勤 16:00~09:00(夕方~翌朝まで)
平均夜勤回数 4.04回
3交代の場合の勤務体制は「日勤・準夜勤・深夜勤」です
日勤 8:30~17:30
準夜勤 16:30~0:30(夕方~夜中)
深夜勤 0:30~8:30(夜中~翌朝)
平均夜勤回数 7.63回
2交代の場合夜勤時間が長いというデメリットがありますが、
そのぶん3交代よりもまとまった休みを取りやすいというメリットもあります。
3交代の場合夜勤時間は短いですが、シフトの組み方により「日勤→深夜勤」等、帰宅してから出勤までの時間がタイトになる場合があります。
元々は労働基準法により3交代が基本とされていましたが、2交代でも差し支えないとなってから2交代制を採用する病院が増えつつあります。
2交代3交代病院の比率
夜勤をすると夜勤手当がつく
看護師さんのお給料は夜勤をすると増えます。
それは労働基準法で「午後10時~午前5時までは給与の25%以上の賃金を支払わなくてはいけない」と決められているからです。
25%は基準ですので、それ以下になる事はダメですが、それ以上になることは問題ありません。
この為必ず支払われるのが割増料金です。
さらに割増料金だけを支払っている病院は少なく、別途に夜勤手当を支給している病院がほとんどです。
その為病院の設定によって夜勤手当の金額は変わります。
看護師労働時間の法律
労働時間は労働基準法で定められています。
・1週間40時間以内、1日8時間以内
・1週間44時間以内、1日8時間以内(10人未満の病院)
基本は上記ですが、変形労働制というものが適用されている場合、
「1週間単位・1か月単位・1年単位」の平均を1週間40時間で調整する事が可能になります。