じょさんし
助産師さんの仕事やなり方について紹介しています。



 

助産師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、助産,妊婦,褥婦(じょくふ),新生児,の保健指導を行うことを業とする女子をいいます。

助産  出産を助け、産婦・新生児の世話をすること
妊婦  妊娠している女性
褥婦  産褥期の女性(出産後6~8週間)
新生児 出産後28日未満の赤ちゃん

 
矢印 看護師と保健師は男性でもなれますが、助産師は女性しかなれません。

産科医と助産師の違い

・助産師は正常分娩の場合のみとりあげる事ができます
・また医師ではないため医療行為にあたる切開はできません

・産科医は医師のため、医療行為全般を行う事ができます
・また異常分娩の場合は医師しかとりあげることはできません

医師は何が起こっても対応できるのに対して、助産師のやる事は限定されています。

ですが看護師資格だけでは行えない、赤ちゃんをとりあげる(正常分娩のみ)事ができるのは助産師だからです。

助産師になるには

助産師になるためには助産師国家試験の受験資格を得られる学校に通う必要があります。

助産師になるための学校は3種類あります

・1年間の助産師学校
・看護師と助産師の受験資格を同時に取れる大学(4年)
・2年間の大学院

 

助産師国家試験の受験資格

看護師国家試験に合格した者、保健師助産師看護師法第21条各号のいずれかに該当する者又は同法第53条第1項に規定する者であって、かつ、次のいずれかに該当するもの

(1) 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の指定した学校(以下「指定学校」という。)において6か月以上助産に関する学科を修めた者
(2) 文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、厚生労働大臣の指定した助産師養成所(以下「指定養成所」という。)を卒業した者。
(3) 外国の看護師学校を卒業し、又は外国において看護師免許を得た者であって、厚生労働大臣が(1)又は(2)に揚げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者

助産師国家試験

今年度2018年の第100回助産師国家試験の概要です

第100回助産師国家試験
試験日 平成30年(2018年)2月15日(木曜日)

試験地 北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
試験科目 基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健及び助産管理
合格発表 平成30年3月26日(月曜日)午後2時に厚生労働省及び8の(2)に掲げる各地の助産師国家試験運営臨時事務所にその受験地及び受験番号を掲示して発表
合格率 100回は93%でした

厚生労働省:助産師国家試験の施行

第99回助産師国家試験
試験日 平成29年(2017年)2月16日(木曜日)
試験地 北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
試験科目 基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健及び助産管理
合格発表 平成29年3月27日(月曜日)午後2時に厚生労働省、地方厚生局及び地方厚生支局にその受験地及び受験番号を掲示して発表
合格率 100回は93%でした

助産師国家試験の合格ライン

一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とし、合格基準を満たす者を合格とする。
約60%正解が合格ラインです。

第100回(2017年)合格ライン
1 一般問題 1問1点(75点満点) 87点以上(145点満点)
状況設定問題 1問2点(70点満点)
合格率 93%
第99回(2016年)合格ライン
1 一般問題 1問1点(75点満点) 87点以上(145点満点)
状況設定問題 1問2点(70点満点)
合格率 99.8%